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SPICE & CURRY BUSINESS REPORT

【比較表】国内スパイスメーカー・輸入卸・小売

メーカー、輸入卸、小売の8者を、本社や業態、取扱い、業務用対応などの事実項目で整理します。

ガラス瓶とクラフト袋に入ったスパイスが整然と棚に並ぶ、清潔な業務用の倉庫

最終更新日:

比較表を読む前に

本ページの比較表は、各社の公式サイトに掲載されている会社概要・事業内容・取扱品目などの確認できた事実項目だけを並べています。順位付けや優劣の判断は行いません。公式サイトで確認できなかった項目は「公式サイト参照」と表記しています。

スパイスを仕入れたいと考えたとき、最初に迷うのは「どこから買うか」です。スーパーで買える家庭用のスパイスから、飲食店向けの大容量パック、産地から直接輸入されたホールスパイスまで、選択肢は幅広く、事業者によって得意な形も異なります。そこで本ページでは、国内でスパイスを扱う事業者を、大きく「メーカー」「輸入卸」「小売」という三つの型に分けて、公式サイトで確認できた事実を並べました。

メーカーは、輸入した原料を選別・殺菌・粉砕・配合し、商品として製造して出荷する事業者です。輸入卸は、産地から香辛料やハーブを輸入し、メーカーや飲食店、小売に卸す事業者です。小売は、店舗やECで一般の消費者や小規模事業者に販売する事業者です。ただし、現実の事業者は一つの型に収まらないことが多く、輸入卸が小売を兼ねたり、メーカーが業務用と家庭用の両方を手がけたりします。表では、公式サイトの自己説明に基づき、主な型を記載しています。

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以下の表は、公式サイトで事業内容を確認できた8者を掲載しています。掲載は網羅的ではなく、ここに掲載されていない事業者が存在しない、あるいは劣るという意味ではありません。確認できた順に並べたものでもなく、掲載の順序に優劣の意味はありません。

【比較表】国内スパイスメーカー・輸入卸・小売8者

事業者本社所在地業態主な取扱い業務用対応ECの有無公表情報(公式サイト記載)
ハウスギャバン株式会社東京都中央区新川二丁目31番1号メーカースパイス、ペースト・スパイス調味料、カレールウ・フレーク、レトルトなど(ホール/パウダーの別は公式サイト参照)有(ホテル・レストラン、食品加工メーカー、コンビニ、ケアフード、給食向け)公式サイト参照設立1954年3月11日、資本金4.9億円、従業員422名(2026年4月1日現在)
エスビー食品株式会社東京都中央区日本橋兜町18番6号メーカースパイス&ハーブ、即席、香辛調味料、インスタント食品その他。業務用は香辛料、セレクトスパイス、フレーク・ルウ、レトルトなど有(業務用商品情報のページあり)公式サイト参照創業1923年、設立1940年4月5日、単体売上高125,772百万円(2026年3月期)
株式会社カネカサンスパイス大阪府大阪市淀川区十三東1-10-17メーカー(輸入・加工)各種香辛料、スパイスミックス、カレー、液体香辛料、小売商品有(業務用市場で発展。OEMの案内あり)公式サイト参照創立1959年3月、資本金2億円、売上高221億円(令和7年3月)、年間5,000トン以上のスパイスを輸入
株式会社ヒビキスパイス東京都足立区綾瀬六丁目21番15号メーカーにんにく、しょうが、塩こしょう・胡椒、唐辛子、各種シーズニング有(業務用スパイスの製造・販売。OEM受注製造の案内あり)公式サイト参照設立平成6年6月、資本金1,000万円、従業員51名(2022年現在)
小林桂株式会社神戸市中央区東町123番地 貿易ビル4階輸入卸香辛料、香料、食品、ナッツ類、製菓原料などの輸出入及び国内販売物資部の営業窓口と資料請求の案内あり有(オンラインストア)創業1883年、設立1944年、資本金49,500,000円。神戸スパイスセンターを設置
株式会社新井清太郎商店横浜市中区尾上町1-8輸入卸(商社)ガーリック、ジンジャー、唐辛子、胡椒など。ホール、パウダー、フレーク、グラニュールなどのタイプと産地を公開見積依頼を含む問い合わせ窓口あり公式サイト参照創業1888年、設立1936年1月25日、資本金2,000万円
アンビカ株式会社(Ambika Corporation Ltd.)東京都台東区蔵前3-19-2輸入・卸・小売スパイス(グラウンド、ホール、ミックス)、ハーブ、米・豆、ギー・オイル、レトルト食品など有(飲食店向けの卸売)有(オンラインショップ、全国対応)1998年8月設立。自社製のレトルトカレーとジュースを展開。蔵前、西葛西、新大久保に店舗
株式会社富澤商店東京都町田市小山ヶ丘3丁目22-9小売(店舗・EC)・卸製菓製パン食材、乾物、ナッツ、スーパーフード、世界の食材など。オンラインショップに「塩とスパイス」のカテゴリー有(パン・菓子専門店向けの卸サイトあり)有(オンラインショップ)創業1919年4月1日、設立1949年3月2日、資本金1000万円、従業員1,392名(2026年5月31日現在)

2026年10月時点、各社公式サイト・公開資料に基づく。最新情報は各社サイトで確認してください。「公式サイト参照」は、公式サイト上で確認できなかった、または年度により数値が変わるため記載を控えた項目です。表の事業内容は各社の自己説明であり、第三者による評価ではありません。

各事業者のプロフィール

以下は、公式サイトに掲載されている内容に基づく各社の概要です。事業内容は各社の自己説明であり、当サイトによる評価ではありません。

01ハウスギャバン株式会社

ハウスギャバンは、食品および香辛料、調味料の製造加工並びに販売を事業内容とする企業です。公式サイトの会社概要では、設立が1954年3月11日、本社が東京都中央区新川の八丁堀トーセイビル、資本金が4.9億円と記載されています。事業領域のページには、ホテルやレストラン、食品加工メーカー、コンビニエンスストア、ケアフード、給食などの業態の顧客に、スパイスやカレーなどを中心とした幅広い業務用製品を製造・販売していると書かれています。商品カテゴリーには、スパイス、ペースト・スパイス調味料、カレールウ・フレーク、レトルト、デミグラスソースなどが並び、特集サイトとして「GABAN シーズニングスパイス」「GABAN プレミアムスパイス」が案内されています。

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02エスビー食品株式会社

エスビー食品は、スパイス&ハーブ、即席、香辛調味料、インスタント食品その他の製造販売を行う企業です。会社概要によれば、創業は1923年、設立は1940年4月5日で、本社は東京都中央区日本橋兜町にあります。単体の業績推移として、売上高は2022年3月期の103,898百万円から2026年3月期の125,772百万円へと記載されています。業務用商品情報のページでは、外食、給食、加工・中食・ベーカリーなどの業種別の案内があり、商品として香辛料、セレクトスパイス、フレーク・ルウ、レトルト、冷凍・フィリングなどが示されています。家庭用の商品サイトは別に設けられています。

03株式会社カネカサンスパイス

カネカサンスパイスは、香辛料の製造及び販売を事業内容とする企業で、株主は株式会社カネカで、保有比率は100パーセントと記載されています。代表挨拶によると、1959年3月に株式会社サンスパイスとして大阪市で創業し、業界で初めて天然香辛料の殺菌技術を確立したとされています。公式サイトは、世界中から年間5,000トン以上のスパイスを輸入し、滋賀県と茨城県の自社工場で選別殺菌、粉砕、配合を行うと説明しています。品質管理センターでは残留農薬分析技術の開発やカビ毒のモニタリングに取り組むとあり、海外には2005年に設立したKSS Vietnamがあります。業務用市場で発展してきたが、一般消費者市場への展開も進めると記されています。

04株式会社ヒビキスパイス

ヒビキスパイスは、スパイスを中心とした食品素材を提供する業務用食品メーカーと自社を説明している企業です。会社概要では、設立が平成6年6月、資本金が1,000万円、本社・東京営業所が東京都足立区綾瀬にあり、福岡県北九州市の若松営業所・工場と、青森県の東北営業所・七戸工場を持つと記載されています。営業品目はにんにく・しょうが・唐辛子・各種スパイス類で、公式サイトの製品紹介は、にんにく、しょうが、塩こしょう・胡椒、唐辛子、各種シーズニングに分かれています。お客様の要望に合わせたOEM受注製造を随時承っていると案内しています。

05小林桂株式会社

小林桂は、香辛料、香料、食品、天然食品色素、ナッツ類、製菓原料、食用油、ワイン、健康食品素材の輸出入及び国内販売を行う企業です。会社概要では、創業が明治16年(1883年)、設立が昭和19年(1944年)、本社が神戸市中央区東町の貿易ビルで、東京営業所と神戸スパイスセンターを持つと記載されています。事業内容にはハッカ脳・油の製造、輸出入及び国内販売も含まれます。公式サイトには、物資部の営業窓口、資料請求、オンラインストアの案内が設けられています。

06株式会社新井清太郎商店

新井清太郎商店は、1888年に横浜で創業した輸出入商社と、公式サイトの会社概要で説明している企業です。園芸、食品、繊維・雑貨、通関、不動産の事業を通じて国内外をつなぐとされています。食品事業のスパイス&ハーブのページには、ガーリック、カシア・シナモン、ジンジャー、フェンネルシード、唐辛子、ターメリック、花椒、スターアニス、胡椒、ナツメグ、メース、クローブ、クミンシード、フェヌグリークシード、カルダモン、コリアンダーシード、タイム、オールスパイスなどの取扱品目が、タイプと産地とともに掲載されています。用途に合わせた原料の提案を行うとされ、見積依頼も含めた問い合わせフォームが設けられています。

07アンビカ株式会社

アンビカは、食材の輸入・卸売・小売と、果実飲料の製造・販売を行う企業です。公式サイトの会社案内では、設立が1998年8月、所在地が東京都台東区蔵前の「Ambika House」で、店舗や飲食店、一般消費者の双方に対応するとされています。店舗は蔵前、西葛西、新大久保にあり、オンラインショップは全国に対応します。ショップのカテゴリーにはスパイス(グラウンド、ホール、ミックス)、ハーブ、米と豆、ギー・オイル、ナッツ、レトルト食品などがあり、自社製のレトルトカレーとジュースも展開しています。インド食材に特化した事業者である点が、公式サイトの構成から読み取れます。

08株式会社富澤商店

富澤商店は、製菓製パン食材、器具、ラッピング資材、乾物、和食材、ナッツ、ドライフルーツ、スーパーフード、世界の食材の専門店を、実店舗とECサイトで運営するほか、パン・菓子専門店への卸販売を行う企業です。公式サイトの会社概要では、創業が1919年4月1日、会社設立が1949年3月2日で、本社は東京都町田市にあり、神奈川県相模原市に橋本工場があると記載されています。事業内容には食品の小分け業の製造工場運営が含まれており、食品を小分けして販売する事業が、同社の特徴の一つとして示されています。オンラインショップの商品カテゴリーには「塩とスパイス」があります。

仕入れ先を比較するときの視点

比較表に並べた事実項目は、仕入れ先を選ぶ際の判断材料として使えます。以下は、優劣を示すものではなく、自店の条件に照らして確認するための視点です。

  • 取扱いの形:ホール、パウダー、ブレンド、ペースト、シーズニングのどれが必要か。形によって、使い方と保管の考え方が変わります。
  • 最小の購入単位:業務用の大容量しか扱わないのか、小口でも購入できるのか。カレー店や間借り営業では、仕込み量に合わせた単位が重要です。
  • 業務用の窓口:見積依頼、サンプル、資料請求などの窓口が公式サイトに設けられているか。
  • 配送と受注の形:ECで注文できるのか、FAXや電話での受注が中心なのか。EC以外の注文方法は公式サイトで確認します。
  • 品質確認の取り組み:残留農薬やカビ毒の検査、殺菌などの工程について、公式サイトでどこまで説明されているか。
  • OEMや小分けの対応:自社ブランドの商品を作りたい場合は、OEM受注の有無と小ロットの可否を確認します。

取扱いの形が同じでも、事業者によって産地の幅や規格は異なります。実際の取引の前には、サンプルや規格書を請求し、自店の用途で使えるかを確認することが現実的です。仕入れと輸入の制度面はスパイスの仕入れと輸入、加工品への展開はクラフトコーラ・スパイス加工品とOEMで整理しています。サブスクやOEM事業者の比較は【比較表】スパイス調合・カレー関連のEC・サブスク・OEMをご覧ください。

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一次情報の確認先

本サイトはスパイス流通・カレー業態・調合ビジネスを公開情報から整理した業界レポートであり、特定の店舗・商品・仕入先の推奨ではありません。スパイスやハーブに関する効能の説明は行いません。営業許可・食品表示・輸入手続きは保健所・消費者庁・検疫所等の公式情報をご確認ください。